ひきこもりと不登校と余白

小学3年生から高校生まで6年間の不登校を経て、現在は一部上場企業で勤務。不登校になった、克服した原因要因思考などを振り返ります。

勉強のモチベーション維持のためにしたこと

やらなければいけないと思い勉強をしても集中力が足りずにすぐ辞めてしまう。

動画視聴やゲームばかりで勉強が手付かず。

不登校であった私は勉強する機会は通学していた子供より圧倒的に少ないですが、家庭教師から課せられる僅かな宿題すらなかなか続かなかったのです。

これは学術的な見解ではなく、個人の経験に基づく考えですが大きな要因は2つ。

環境と勉強する教材。

 

①環境

テレビやゲームがあるのがいけない。だから禁止しよう。というのは少々危険な気もします。娯楽が無くなったら勉強をするわけではなく、何もしなくなり引きこもりなどの要因になる可能性があります。少しずつ娯楽以外の時間を作るのが良いと思います。私の場合は平日の昼間だろうと半ば強引に遠くまで買い物に行くのに付き合わされていました。テレビを見ることはできませんが、食事が取れるので嫌な思いはしませんでした。外に出ることで多少の運動にもなり、ママ友の場に入れることができればコミュニケーションの練習にもなるので娯楽から離れるきっかけとしては良かったです。

そもそもゲームばかりやってしまうのは、少しの努力で報酬が得られるからだと考えています。例えば勇者が魔王を倒すRPGにハマっているとします。ゲーム開始時は主人公勇者も周辺にいる敵も弱いため、ストレスなく倒して進めることができます。しかし途中でやや強い敵が出てくるため、負けてしまう事や苦戦を強いられます。それでも倒すべく、敵を倒し続け経験値を上げたり武器を揃えたりして、やや強い敵を倒していく。この繰り返しになるわけですが、負けたり苦戦を強いられる中敵を倒すことができた、という事が一種の快感となりまた快感という報酬が欲しくなりゲームを手にすることになります。これはRPGに限らず、自分の腕を磨いていくFPSやパズルゲームでも同様ですね。

このシステムを勉強に取り入れれば少しはモチベーションの維持に繋がりそうです。そこで教材です。

 

②勉強する教材

前述したゲームの様な仕組みを取り入れているのは「公文式」だと思っています。問題を解いて合格点になれば、次の問題を渡される物です。私は経験がないですが、家庭教師に教わっていた時は市販の計算ドリルなどを渡されてひたすらアウトプットしていました。そして、1章が全て解けるようになるとシールを渡され、1冊全て解ける様になるとシールが全て埋まるスタンプカードの様な物まで準備頂いていました。何か景品と交換、というわけではありませんでしたがコレクションするのが楽しく夢中になって計算ドリルを進めてた記憶があります。大人の勉強でもそうですが、インプットよりアウトプットを重視した方が成果は出やすいです。成果が出るとやる気も出て良い循環が生まれます。一度この循環を作り出すことができれば勉強の習慣も付いてきます。

一番難しいのは最初の一歩です。私は勉強机の前に座れる様になるまで試行錯誤がなされていました。部屋の掃除、テレビの制限など。一番やる気になったのはお小遣いです。宿題終了による金銭報酬が一番効果的でした。

 

まとめです。

勉強のモチベーション維持のためにしたことは

①簡単に快楽を得られるテレビやゲームから離れる時間を作る

②金銭的報酬による勉強を行う習慣づけ

③計算ドリルなどアウトプット中心の教材でやる気を維持