ひきこもりと不登校と余白

小学3年生から高校生まで6年間の不登校を経て、現在は一部上場企業で勤務。不登校になった、克服した原因要因思考などを振り返ります。

不登校の原因と解決案

不登校の原因は様々です。

そのため解決するためのアクションも千差万別です。

不登校当事者からしたら、そもそも解決しなくて良いと考えている場合もあると思います。私がそうでした。しかし、将来を考えるといつかは解決した方が良いですよね。

不登校を続けてしまうデメリットについては別の記事にします。

 

・原因

冒頭原因は様々と書きましたが、大きく2つに分けられると思います。

①本人起因

②外部起因

 

本人起因というのは、怪我や病気によって嫌気がさして行かなくなる、勉強についていけなくなる、なんとなくやる気が無くなったなどなど・・・。

外部起因というのは、災害などによって心身共に弱ったというケースもあるかもしれませんが、ほとんどはイジメなどの人間関係によるところが多いと思います。

これらの障壁を軽々と乗り越えられる人ももちろんいますが、性格や環境が相まって不登校という結果になってしまいます。

 

私はというと①の本人起因のタイプでした。私は幼い頃病弱で休みがちでした。小学校入学から勉強ができる方ではなかったため、次第に追いついていけずテストも散々でした。

アニメのカツオやのび太の様にはいかず、プライドが高く人目を気にする性格が邪魔をし勉強から逃げるため学校へ行くのも億劫になっていました。

幸い友人関係は恵まれ、放課後は遊んでもらったり、遠足だけは参加したりしていました。学校側も保健室への登校を提案してもらって、保健室で個別に教わったりしていました。しかし、一人だけ授業に参加せず、楽しい事だけ参加している事に負い目を感じ学校に行くことや遊ぶ事が嫌になりひきこもり気味になっていきます。

私の引きこもり期間は短かったですが、それは運が良かったのと、環境のおかげかなと思っています。引きこもり期間についてはまた別の記事にします。

 

・解決案

不登校解決のためには環境を変えようと転校したり、時間をかけてリハビリをしたりと原因の根本を解決するように家族のサポートが最も重要になってくると思います。経済的、環境的に転校する事が難しかったりするかもしれませんが、身近な家族のサポートは必ずいつかは功を奏すると思います。

私の場合は解決までにはかなり時間を要しました。今だからこそ原因をおおよそ特定でき、理解しているつもりですが、当時は本人もそして周囲も何か分かりませんでした。何も原因が分かっていればそこまで苦労しないよ、と言う人の方が多いのではないでしょうか。私の両親も徐々に不登校、そして引きこもりになっていく子供を見て先が見えなくなっていたと思います。今はネットで調べればたくさん情報が得られますが、当時はまだ十分だとは言えない環境。試行錯誤の連続でした。メンタルヘルスクリニックや支援機関、家庭教師と様々な方にお世話になりました。

私の不登校は勉強についていけなくなった劣等感から始まったので家庭教師から勉強のやり方から教わった事が大きな転機となりました。とはいえ、家庭教師がついたのは中学生からだったので、当然中学校までの科目全てを網羅する事はできませんでした。途中から通学する勇気もなく、中学時代は一度も登校せず、家庭教師で数学国語理科社会の基礎だけをなぞって3年が過ぎてしまいました。

この状況で普通科の高校に進学できるはずもなく、消去法で通信制の高校に進学しました。通信制でも登校が多い学校でした。それでも授業のレベルは低く、家庭教師から学んだ知識で食らいつく事ができ、人間関係も同じ境遇の人が多いため共通項があり高校生活で逃げ出したくなる様なことはあまりありませんでした。

 

私は家庭教師と共に中学生活をリセットして高校生活からリスタートできました。

どんな事で解決するかは分からないので、とにかく支援機関や病院、SNSなど誰かに助けを求める事が一番子供のためになると思っています。